オルソケラトロジーとは
オルソケラトロジー(Orthokeratology)は、特殊なデザインの硬性コンタクトレンズを就寝中に装用することで、角膜の形状を一時的に矯正し、日中の視力を改善する治療法です。このレンズを夜間に装着することで、近視や乱視を補正し、日中は裸眼で過ごすことが可能となります。メガネや日中用コンタクトレンズを使わずに視力を確保できる点が特徴です。
[就寝前]
就寝前にレンズを装着
[睡眠中]
睡眠中に角膜が矯正される
[翌日]
朝起床時にレンズを外し⇒視力回復
いままでのコンタクトレンズとは逆の使い方で、夜寝る時にレンズを装用し、朝起きて外すだけで角膜の形状が変化し視力が回復します。回復した視力は一定期間維持され、日中は裸眼でも良く見えるようになります。画期的な最新の近視矯正法として、現在世界的に注目を浴びています。
オルソケラトロジーに適した人
オルソケラトロジーは、以下のような条件を持つ人に適しています。
- 軽度から中程度の近視の方。特に-6.00D程度までの近視が対象となります。
- 乱視が軽度の方。乱視が-1.50D以下である場合、矯正可能なことが多いです。
- 成長期のお子様。近視の進行を抑制する効果が期待されるため、特に小児近視の進行を防ぎたい場合に適しています。
- メガネやコンタクトレンズが不便な方。スポーツをする方や、職業上日中にメガネやコンタクトレンズが使用しにくい方に向いています。
- レーシックをご希望されない方。手術を避けたい方や、角膜が薄いためレーシックができない場合に選ばれることがあります。
得られる効果とメリット
オルソケラトロジーを行うことで次のメリットが得られます。
裸眼での視力改善
日中にメガネやコンタクトレンズが不要になるため、快適な視生活を送ることができます。
近視の進行抑制
特に成長期のお子様において、近視の進行を抑える効果が期待されます。
手術をしなくて済む
手術を伴わないため、安全性が高く、角膜へのダメージを最小限に抑えられます。
デメリット
一方で、オルソケラトロジーには次のデメリットもあります。
適応条件が限られる
高度近視や乱視が強い場合は適用できないことがあります。
装用を続ける必要がある
レンズの使用をやめると矯正効果は失われ、視力が元に戻ります。
装用時の不快感
就寝中に硬性レンズを装着するため、慣れるまで違和感を覚えることがあります。
オルソケラトロジーは、近視や乱視を矯正する非侵襲的な治療法として注目されていますが、適切な適応条件やデメリットについて十分理解した上で選択することが大切です。治療をご検討の際は、当院までご相談ください。